ESMO Virtual Congress 2020

Abstract LBA2 肺癌


Lorlatinib vs crizotinib in the First-line treatment of patients with advanced ALK-positive non-small cell lung cancer: Results of the phase 3 CROWN study

First Author : Benjamin Solomon ,et al.

進行ALK陽性進行肺小細胞癌に対する初回治療のロルラチニブ vs クリゾチニブの第3相試験:CROWN study

背景

 ALK遺伝子転座陽性(ALK+)の非小細胞癌(NSCLC)に対してALK TKIが有効であるが、耐性化することが多く、中枢神経系(CNS)の進行を来すこともしばしばである。
 ロルラチニブは、脳への移行性の良好な第3世代のALK TKIである。
 CROWN studyは、ALK+NSCLCに対する初回治療のロルラチニブ vs クリゾチニブの第3相試験であり、その中間解析の結果について発表された。

対象と方法

 試験デザインは図1を参照。
 対象は、未治療ALK+進行NSCLC、ECOG PS 0-2の患者である。無症状の脳転移は適格とされた。
 対象患者はロルラチニブ群(ロルラチニブ 100mg 1日1回投与)とクリゾチニブ群(クリゾチニブ 250mg 1日2回投与)に1:1でランダム化された。
 層別化因子は、脳転移有無および人種(Asian vs non-Asian)であった。
 プライマリエンドポイントは、盲検下独立中央判定(BICR)によるPFSであった。

図1. 試験デザイン

Abstract LBA2
(発表者の許可を得て掲載)

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