Lorlatinib vs crizotinib in the First-line treatment of patients with advanced ALK-positive non-small cell lung cancer: Results of the phase 3 CROWN study
First Author : Benjamin Solomon ,et al.
進行ALK陽性進行肺小細胞癌に対する初回治療のロルラチニブ vs クリゾチニブの第3相試験:CROWN study
背景
ALK遺伝子転座陽性(ALK+)の非小細胞癌(NSCLC)に対してALK TKIが有効であるが、耐性化することが多く、中枢神経系(CNS)の進行を来すこともしばしばである。
ロルラチニブは、脳への移行性の良好な第3世代のALK TKIである。
CROWN studyは、ALK+NSCLCに対する初回治療のロルラチニブ vs クリゾチニブの第3相試験であり、その中間解析の結果について発表された。
対象と方法
試験デザインは図1を参照。
対象は、未治療ALK+進行NSCLC、ECOG PS 0-2の患者である。無症状の脳転移は適格とされた。
対象患者はロルラチニブ群(ロルラチニブ 100mg 1日1回投与)とクリゾチニブ群(クリゾチニブ 250mg 1日2回投与)に1:1でランダム化された。
層別化因子は、脳転移有無および人種(Asian vs non-Asian)であった。
プライマリエンドポイントは、盲検下独立中央判定(BICR)によるPFSであった。